理解に苦しみます。

今回はテスト勉強中2編を書こうと思っていましたが、理解に苦しむことがあったので

こちらを優先したいと思います。

 

最初に断っておきますが、私は個人の塾屋の1人に過ぎないおっさんです。

多少、言葉が汚い部分もあります。ただ、努力する人の邪魔だけはしていない

つもりです。

 

さて、この時期の中3生は学校で進路希望調査が行われ、面談等が実施されています。

今年はこの面談内容が異常です。理解に苦しむ話が非常に多い

 

①ご家庭の都合で必ず公立高校へ、という生徒さんに私立を薦める。

②君にはA高校は難しいから、B高校はどうか?

 (Aは偏差値58前後、Bは偏差値65前後)

③志望校を変えなさい。君には無理だ。

④内申点が上がらないから、君には無理だ。

⑤私立全部落ちた時のことを考えて、公立のレベルを下げなさい。

 

 

①について

では公立と私立の差額は担任の先生が出資してくれるのですか?

金銭的な話は考えないのですか?

 

②について

そもそも学校のレベルを勉強していただきたい。

「君には中堅私立高校さえ難しい。だから公立のトップ校を受験しなさい。」

ということを真剣に語っても、だれも相手にしませんよ。

 

③について

不合格になる根拠がないのです。内申点・素行・テスト結果・模試結果、どれも

十分な生徒に対して、頭ごなしに「君には無理だ」と言われましても、分かることは

「あなたと会話を成立させるのは無理だ」ということくらいです。

 

④について

1学期から努力して、テストの点数も上げてきた。提出物も丁寧に仕上げ、最高評価を

得ている生徒に対して、「君は内申点が上がらないから無理だ。」と。

まだ期末テスト前ですよ。内申点が上がらないということが決定しているのですか?

一生懸命に努力する生徒を応援するのが本来ではないでしょうか。

それを、あろうことか努力を否定し、後に「言葉が過ぎた」と言っても、もはや

あなたの言葉は一切価値を持たないでしょう。口は禍の元とはよく言ったものです。

 

⑤について

申し訳ないのですが、私立全部不合格になる可能性など、その生徒さんに関しては

宝くじで1等前後賞が当たる確率よりも低そうです。その生徒さんが私立全部不合格に

なるのであれば、学年の9割以上の生徒さんが全部不合格になります。

それほど厳しい入試があるんですかね?

 

ウチの塾生や、その友人たちから聞いていると、上記①~⑤に該当することが多いです。

学年主任や教務主任の先生方は、担任による進路指導はノータッチなのでしょうか。

進路指導と称して、生徒のやる気を粉砕しているだけかもしれませんよ。

 

異論、反論など、いくらでもあると思います。是非、担任の先生方からコメントを

いただきたいですね。