私立入試も終わり

私立入試も終わり、9割程度結果が出そろってきました。入試直前までいろいろ

ありましたが、今のところ「全勝」の様子です。無事で何よりです。

 

同志会は塾生の定員が少ないので、不合格者数が少ないと言えばそれまでかも

しれませんが、何よりも「受験生たちが頑張った結果」であると思います。

 

ところで、今日はウチの卒塾生と話した塾業界禁断(?)の話題について触れたいと

思います。

もしかすると、どこからともなくお叱りを受けるかもしれませんが。

 

「私ね、大学生になったら塾でバイトしようかな?と思ってるんです。」

 

という一言が発端でした。どうやら彼女は塾=時給が高くてラクな仕事と考えている

様子でした。(普段の私がとてもヒマ人に見えていたそうです。)

 

現実問題として、例えば個別指導の塾であれば中学生で週2回通うと、月謝は

3万円程度が相場かと思われます。(もっと高級路線もたくさんありますが。)

 

「月謝がそれくらいだから時給もいいはずでしょ。ほら1コマ1800円とかあるよ。」

どうやらバイト先の候補をスマホで検索済みの様子です。

 

まず、盛大な勘違いですが1コマは1時間ではなく90分(または80分)なので、時給換算すると1200円程度です。しかも、教える側は当然のこととして授業の組み立てを考え、

予習をしてきます。1コマ分の授業を予習するのに、最低でも30分~1時間はかかる

でしょうから、実質時給はさらに下がります。月謝=アルバイトのお給料ではない

ということです。

 

実際のところ、塾業界でほぼ正社員だけで運営している会社でも人件費は40%程度で、

アルバイト主体で運営している会社では30%程度が「優良企業」と言われています。

講師1人で複数の生徒を指導する方針であれば20%台ではないでしょうか。

世間の派遣労働問題よりもマージンが高いという究極のブラックホールと言えます。

(そこで暮らすお前は何者?というツッコミはスルーしますね。)

 

 

最近の塾バイトで素直に凄いな、と思ったのは東大受験で有名な○○会さんですね。

時給5000円~ですからね。やっぱり上位を支えるのはそれなりのモノがあるということ

でしょうか。中学受験で有名なS○○○○さんも同等でしたね。(紹介はあくまで一例であり、他にも複数あります。)

 

塾講師のバイト時給にも、その塾の求める中身が出ているのかもしれませんね。

 

「低価格路線=低時給」「高価格路線=高時給」

という方式。

優秀な学生たちがどちらを選ぶのかは自明の理ですね。時給5000円以上の能力値の

持ち主が時給1000円そこそこで労働するなんて酔狂なマネはしませんよね。

 

などと、タブーに触れてみました。このページを偶然ご覧になった他塾様から

ありがたいお言葉を頂いた場合には削除しようかな、と考えておりますので

何かしら不都合がございましたらご連絡ください。