「算数」の計算について

中学生・高校生のテスト真っただ中ですが、あえて「算数」の計算について取り上げたい

と思います。

 

というのも、テスト勉強の内容を見ていると、中学・高校の「数学」というよりも

「算数」の計算があまりうまくない様子がチラホラ見られたからです。

(「うまくない」だけで決して間違いではありません。)

 

具体的には18×15=270を筆算していたり、0.375×1.5を筆算していたりといった

筆算の多用です。

 

①18×15について

18×15(=9×2×15)

    (=9×30)

     =270

この(  )内の部分は脳内で処理が原則です。中3のこの時期に筆算していては完全に

スピード不足と思われます。十分に練習してきた受験生なら九九と同じように「知っている」計算かもしれません。

 

0.375×1.5について

いや、もうね。かけ算・割り算は「分数」が基本でしょ。×0.1や、×0.5など一瞬で終わるものは小数で計算していくべきでしょうけど、これは0.375=3/8、1.5=3/2を使って計算するべきです。例外的にソロバンマスターは小数でも可です。

 

意外にも学校では上位にいる人たちでも不思議な計算をしていたりします。

しかし、この状況を放置しておくと、彼らが高校生になったとき、圧倒的な計算力不足のために「高校数学や~めた!」という原因になってしまいます。

 

その時が来るまで、なまじ順位が良いものだから学校の先生方もあえて重箱の隅をつつくマネをしないのでしょうが、同志会としては見過ごせないのでテスト期間にもかかわらず

細かいことをグチグチと言っています。

 

塾生たちからすると相当に「うっとうしい」でしょうけど、少しだけ耳を傾けてもらいましょうか。