非受験学年の冬は

受験生の冬休みは、ただひたすらに受験勉強するのが当たり前。書いても誰の役にも

たたないでしょうから、あえて「非受験学年」にスポットを当ててみようと思います。

 

まず、中1から。

中1の場合、2学期途中からようやく中学生らしい内容(方程式に英文法、物理など)を

扱うようになってきました。

冬休みは年末から正月にかけてのパラダイスを完全にエンジョイすると、年明けには

ほぼ確実にオーバーキルされてしまいます。

 

塾に通っていない人は、課題テスト・中間テスト・期末テストの3つをすべてやり直すと

いいですね。当然、できなかった問題は教科書・ノートを使って解き方・考え方をモノにする必要があります。

 

塾に通っている人は、冬期講習がありますよね。まともに講習内容をこなしていけば

問題なく3学期に入っていけるはずです。できれば2学期のテストの復習も追加したい

ところです。

 

続いて中2。

中2の2学期は大きな分岐点となる人も一定数存在します。よく言われることですが、

①部活で上級生が引退した後、急に人が変わったように態度が変わった。

②これまでのような素直さがなくなった。(⇐思春期ですからね。)

③勉強についていけなくなった。

これらの中で、私のような塾屋の人間が対応するべきは③が最優先です。

 

様々な媒体で中2の2学期は転落が始まる可能性が高い要注意時期とされています。

しかし、当たり前の話として、順位を落とす人が存在するということは順位を上げている人も確実に存在します。

 

では、落とす人と上げる人の何が違うのでしょうか。

落とす人は学習内容のレベルアップに対して、自身の学習内容のレベルアップが足りないことが原因と考えられます。自分では「勉強している」と言っても、塾の人間からすると

「え?そんな程度の勉強しかしていないの?」と驚くこともよくあります。特に、ダラダラ時間だけかけている勉強のふりをした能率の悪い作業をやる人が多いですね。

 

上げる人は学習内容レベルと比例して、自身の学習内容のレベルも上昇しています。

すると、一部が勝手に脱落していくので自分の順位が相対的に上昇していきます。

 

自分の学習内容レベルに自信がない場合は、有名進学塾などの「合格体験記」を読むと

先輩たちがどれほど勉強していたのか知ることができます。そこに書かれている勉強と

自分の勉強を比べてみると良いのではないでしょうか。

※同志会の塾生は2F自習室にいる先輩たちに聞けば、大体のことは答えてくれると

思われます。彼らも努力して西春や江南に合格しているわけですから、何を努力すれば

よいかアドバイスをくれるでしょう。(自習の邪魔にならない程度に聞きに行くといいですね。)