今更ながら間違いを知りました

「今年はさすがに外出はありえないな」と思い、シャーロックホームズの文庫本シリーズを読みあさっています。そこで、初めて間違いを知りました。(ベイカー街221Bが存在しない、ワトソン博士は何回結婚してるんだ?などはこれまでに何度も研究資料を読みあさってましたが。)

 

初めて読んだのが小学3年か4年の頃だったはずなので、それから30年近く間違った知識を持ち続けてきたみたいです。日頃から塾生に対して

 

「間違った知識を覚えるのは『知らない』ことよりも罪が重いんやで。正しく覚えや。」

 

みたいなことを偉そうに語っているわりには自分が全力で間違った知識を覚えてました。

 

ある事件でホームズが「自転車の轍」から被疑者の逃走方面を特定するくだりがあるのですが、子供の頃の私は「ホームズ天才かよ!」程度で終わってしまい、訳者あとがきまで読まなかったみたいです。そう、作者コナンドイルが読者からの〈轍から進行方向を特定することは不可能である〉という指摘に対して、確かに特定は不可能であるという旨の謝罪文を書いていたという衝撃の事実。

 

そして、短い期間ではあるものの警察官として鑑識の基礎も警察学校で学んだはずなのに

基本的なところで知識が正しくなかったという衝撃。初任科の座学で何をやっていたのだろう。そういえば、自動車や自転車の進行方向が問題になる事案を現場で担当した記憶がまったくないです。あれば大変な捜査ミスに…と思うと恐ろしいかぎり。

いやぁ、なにごとも復習してみるものですね。

 

外出自粛で塾も開いてないし、行くところもなければやることもない、塾のブログ更新してないかな?くらいで見てくれた塾生へ。ウチの塾の特徴として「歴史が弱点」という塾生が多いので、ヒマつぶしも兼ねて次のことをやってみてくださいな。

 

①白紙を1枚用意する(やり終わったプリントの裏でOK)

②縦横3マスずつの表を書く

③中心のマスに歴史の教科書で太文字になっている事件名(人物名)を1つ書く

④残った8マスにその事件や人物に関係することを8個調べて書き込んでいく

 

意外に時間がかかるのでテスト直前には絶対にできない勉強方法です。が、事件が起きるには必ず「登場人物」がいて、事件を起こす「理由」があるわけで、その辺を知っているとテスト直前に詰める勉強をするときの理解度が全然違う気がします。

ウチは理数系専門なので、これが正しい歴史の勉強法という保証は全くないけれど、周辺知識があるかないかというのはかなりの差がつくはずです。

 

ちなみに、国語が苦手な塾生はその学年の割に、極端に日本語の語彙が少ないこと(簡単に言うと、日本語の単語をあんまり知らない)が共通しています。四字熟語や慣用句などの小テストは壊滅的なスコアですからね。こんな時にヒマつぶしにクイズ形式で試してみるといいかもしれませんね。

 

間違っても「学校の宿題も塾の宿題も終わってやることないなぁ。よっしゃ、ゲームしてYouTube見てマンガ見て寝よう!」とかループするのはやめてね。やっている人は継続してやっていますからね。