公立高校入試制度が変わるというお話

タイトル通りです。何年も前から言われていたことが、どうやら現中1世代から実施されそうです。愛知県は今のところ唯一の「公立2校受験」(試験が2回)という、一風変わった受験スタイルです。(さらにおまけ的に面接まである。)

 

前々から「筆記試験は1回でいいんじゃないか?」とか「本当に面接って意味あるの?」

とか言われてきましたが、ついに改革がなされる時が来たようです。

 

あくまで個人的な意見ですが、筆記試験1回で2校分の合否判定がなされるスタイルに移行する方針には賛成です。受験生の体力的・精神的負担の面、各学校の先生方の業務面からすればメリットしか感じません。

 

ただし、改革初年度は志望校の組合せにも影響が出るかもしれないので、現中1世代は

「その程度の影響なんて気にしないよ」くらいの学力をつけておく必要がありそうです。

 

ところで、1点気になるのは「推薦入試」の扱いです。以前のように一般入試よりも前の段階で選抜すること自体には異論はないのですが、やはり以前のように筆記試験ナシに戻るらしいのです。

 

要するに「内申点勝負」ですよね。もちろん、内申点も生徒さん本人が3年間積み上げてきた努力のたまものということは理解しているつもりです。

 

が、いわゆる「内申美人」タイプの人が薦められるままに進学校に推薦で合格し、高校入学後に深海魚(別名潜水艦)として生きていくことを強いられるという過去のパターンを再発しないかが心配です。

 

いくら中学校生活で「世渡り上手選手権優勝」でも、進学校における高校生活においてはその経歴はあまり役に立ちませんからね。過去の教訓が活かされてほしいところです。