試験は「気合」ではどうにもなりませんよ

精神論重視の方にお叱りをいただきそうなタイトルですが、よく教室で話している内容です。

テスト週間だから「気合を入れて勉強」しなきゃいけない、などと言われることがあるらしいのですが、同志会としてはそんなことは言いません。

 

当然にやるべきことを日々こなしていくべきであって、テストの直前にだけ「気合で」勉強してもロクな結果をうみません。運悪く、好結果を出してしまった場合には間違った成功体験を得ることで、今後よりいっそう「気合」に頼ることになります。

 

中学・高校における定期試験は範囲も明示されていますし、試験日も正確に分かっています。その試験日までに必要な内容を学習し、問題解決できるように練習を積むことが大切です。

 

そこへ向けて練習を積み重ねることを「気合」と表現するのであれば納得です。

そこは表現の自由ですから。

 

ただ、注意してもらいたいのはテスト週間だけ「気合」で毎日5時間勉強しても1週間で35時間しか勉強していません。

 

毎日の習慣として2時間勉強している人は、前回のテスト終了から今回のテストまでの

1か月間に60時間勉強しています。

 

勉強の効果を時間だけで考えるのは極めて危険ですが、同じくらいの集中度で勉強していれば、60時間勉強している人が勝つのは明らかでしょう。

 

「学年末テストだから気合を入れて」とか、「新年度最初のテストだから気合を入れて」とかで勝てるのだったら、もう人類みんなが気合で大空を飛びまわっていることでしょう。

 

同志会に通ってくれている塾生さんが日々やるべきことをやり、当然の結果を得ることができるように応援しています。