受験勉強を始める良い時期です。

タイトルは中3・高3の話ではありません。

高3が今頃から始めていてはお話になりません。来年度どこかの予備校に入学してくださいって話になってしまいますからね。

中3は科目によってはやり始めてもいいですね。ただ、数学や理科など未習範囲が厳しいという難点があります。

 

ということで、対象は現高2世代です。理系選択者はまだまだ数Ⅲや物理・化学(生物)が1周していない人が多いので2次試験の問題は不可能です。(と言うよりも、今の時期の学校の定期試験と入試の2次では質が違い過ぎて、とてもじゃないですが手が出ません。

時間の無駄になるだけなのでやる必要はありません。)

 

じゃ、どうするの?ということになりますが、「センター試験」・「共通テスト」の過去問や各予備校が作成している対策テストパックをやっていくと良いです。センター試験は時に批判されることもありましたが、試験の質の安定度は文句なしです。気まぐれの変化球みたいな出題はほとんどありません。ほぼ王道の試験です。

 

その王道の試験に対して制限時間内で自分がどれくらい戦えるのか知ると良いでしょう。多くの生徒さんが

 

「全くできないんですけど…」

 

と意気消沈することになるかと思います。理解ができないというよりも、圧倒的に時間が足りないことを痛感するかと思います。特に数学では誘導に上手くのっていけないと、あっさりと詰みます。誘導自体はすごく丁寧ですが、それがなければそこそこ難しいですからね。

「センター試験は教科書ができれば大丈夫」

 

とか聞きますが、ごく一部のトップクラスの生徒さんか、センター試験を受けたことのない入試素人さんの寝言ですから。

 

今から来年の7月末まで毎週1セットのセンターや共通テストの演習を行うと約40セットの演習を行うことができます。最初のうちは「手も足も出ません」というところからスタートして、2か月目くらいから少しずつ点数が伸びてくるはずです。その後もサボらず、

手抜きなく復習も入れていけば来年の7月ごろには戦える力がついてきているはずです。

(※なんで7月末なの?って話ですが、8月には3年生のマーク模試があります。そこである程度のスコアを残さないと、さすがに○○大志望とか口が裂けても言えませんよね?)

 

高校入試は中3の二学期から(というか冬休み前から)でも間に合う人は余裕で間に合いましたが、大学入試はそんなヌルゲーではありません

地区予選的な公立高校入試とは異なり、受験する大学次第では全日本選手権になります

ライバルの数も質も段違いです。そのライバルたちに打ち勝つには特別なことは必要ではありません。日々コツコツと努力を継続することです。(一説にはそれを継続することが特別らしいですが。)

 

それにしても不思議なことに、2Fの高校生自習室に空席が目立ちますね~。

いや、もちろん高3はほとんどみんな毎日来てますけど。高2の生徒も使っていいんやで?

君たちは大学入試勝つためにウチに来てくれているんだよね?