大きくなったなぁ

プチ塾生自慢です。

 

つい先日の授業終了後のことです。諸事情により居残りしていた(←塾生ならおおよその理由は見当がつきますね)中1の生徒さんから質問を受けました。

 

「過去進行形ってさ、 I was playing soccer. を I am played soccer. じゃダメ?」

 

中2の3学期以降であれば、be動詞+過去分詞は受動態と習っていますから、それは違うとわかります。しかし、中1の生徒さんからすれば、「過去」だから動詞を過去形にするんじゃないか?っていう疑問が出てきた訳ですね。(be動詞は~です/~ます の形で和訳をするパターンが多く、中1~中2の前半までは「動詞」という感覚ではない生徒さんが多いですね。)

 

「進行形は、be動詞+一般動詞ingの形だから、 I am played~. は形が違うよ」

「ふ~ん、そっかぁ」

 

文法に対する何気ない疑問、そして納得という場面でしたが、これってメチャクチャ大きな成長です。

多くの中学生は解答を見て丸つけをする→違う→赤ペンで正解を書いて終了です。そこで終了になる生徒さんが多い中で、「自分はこういう理由でこういう文を書いたが、どうして違うのか」という理由を知りたいと質問してくれたわけです。

 

同志会は解答を赤ペンで写すだけの作業に対しては「質の悪いコピー機」と揶揄する教室ですが、こういう「学習」をしている生徒さんの成長は大いにほめてあげたいと考えている教室でもあります。

 

「自分、大きくなったなぁ。」

「うん!でしょ?でしょ?だから早く帰ら…いや、やっていきます。」

 

結局、閉店まで居残り自習となりましたが、「成長」を感じさせてもらった授業後自習でした。

※他業種の一般的なお仕事をされている方や、保護者様からすれば「は?それだけ?」と思われがちな場面ですが、この「成長」の積み重ねが中3・高3まで続けられるとどうなるか?というお話です。果てしなく遠くに行こうと思っても、その第一歩を踏み出さないと決してたどり着きませんからね。こういった、小さいけれど、未来に向けた大きな一歩を大切にしたいですね。