テストが終わった後の話

テスト直前だったりテスト真っただ中だったりしますが、今回はあえて「テスト終了後」のことを書かせてもらいますね。内容的には高校生向けです。

 

当たり前の話として、テストの直前なんて勉強するに決まっていますよね?それこそ1点でも多く取れるように必死になってやるわけです。持久走のゴール直前のラストスパートみたいな感覚でしょうか。クタクタになりながらも最後の力を振り絞ってやるわけです。

 

で、持久走ならゴール後に呼吸が落ち着くまでその場にいても大した問題はないでしょう。(あ、他の選手の邪魔にならない所でね。)

 

でもね、勉強はそうはいかないんですよね。なぜなら「テスト≠ゴール」だからです。

テストの後も当然学校の授業は進みますよね。この時の意識の差が次回以降のスコアの差なんでしょう。

 

この仕事をして15年以上になりますが、その経験則として成績下位層ほどテスト後の「リフレッシュ期間」が長いです。下手をするとリフレッシュ期間の合間にテスト勉強してる時があったりなかったりするレベルです。そのうえ、この層の「テスト勉強」は学校の提出物の答えを写経することだったりしますし。

 

成績上位層もリフレッシュ期間はありますが、上位層ほど切り替えが早いです。テスト最終日に友達とカラオケに行ったり、ご飯を食べに行ったりしても、その帰りに自習室に来ていることもザラです。

 

ここで下位層の生徒は「○○は自分と一緒に遊びに行くのに成績がいい。これは頭がイイに違いない。ズルい。」みたいな思考(?)をするらしいのですが、彼らは上位層が努力をしている姿を見ることがほとんどないですからね。何百回声をかけても自習室にも来ないですから。だから成績下位の自分と、上位の○○は同じことをしているはずだと決めつけてしまうんですよね。それ故に成績が下位のままなんですが。自分がぼけ~っと口半開きでインスタ見てイイねして、動画探してる時に他の人は動き出しているんです。勝てるわけがない。

 

テストだろうが部活だろうが、勝敗がつく種目においては「なんだか理由はよくわからんが勝つ」ことはあるけれど、「理由のない負け」はないんです。

ただ、負けた側が現実的な敗因を認めたくなくて直視していないだけなんです。

 

最近授業でも言っていますが、(自称含む)進学校に入って勉強で結果を出そうとしないなら、何をしにその学校に行っているのか?高校卒業して何が残るのか?普通科卒で資格も技能もない、かと言ってプロスポーツ選手としてやっていけるほどの実績もない。

そういう人を積極的に採用したい企業なんてあると思いますか?

※念のためですが、↑の一文は単純な疑問文ではなくて反語表現ですからね。下位層ガチ勢クラスになってくると、「そういう企業もあると思いますよ」などと意味不明な意見を突然ぶち込んできたりするので書いておきますね。